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読書の話  八月の六日間

今まで生きて来て・・チャレンジもせず諦めた事は数知れず・・・・

その中に登山があります。階段登るのや坂道を歩くのもあんまり好きではないのだから(笑)見上げるような山を踏破出来る訳もないのですが、年若い友人が槍ヶ岳に登頂して送ってくれた山頂の写真や、様々な小説に描かれる山の描写に憧れは尽きませんでした。本当はね、せっかく静岡の人なのだから富士山に一度は登っておきたかったって・・・後悔していたりするんですよ。来世では登ろう。そうしよう(笑)

さて、8月後半。図書館でこの本に出会いました。
北村薫氏の 八月の六日間

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アラフォーの女性が仕事や恋愛に躓いたり、悩んだりしながら、登山に出合い、折に触れ淡々と登り、自分と向き合っていくなんともゆったりとした山登りの小説です。

北村薫さんと云えばデビューの頃から大好きで読んでいた小説家さん。
最初は覆面作家さんでした。

非常に奇麗な滑らかな文体で、読後が清々しい印象の作品群に若い女性作家さん?と思っておりましたら・・
実は高校の現役国語の先生で、中年の男性だったので(^m^)ちょっとびっくりしたのを思い出します。

さて、昨年五月に発売されていたこの作品。どうしたわけか手に取らずにいたのですが、今、読むべくして読んだかなと思えるくらい心にしみわたった一冊です。普段好むスリリングな仕掛けがあるわけでは無く、
派手な事件や突飛な展開があるわけでなく・・・とても静かに主人公女性の山行きを辿るお話なのですが・・・

文字って不思議。紡がれた言葉が、文が、読み手の中で世界を作り出しますね。優れた作品は波長が合うと作品世界に魂がシンクロする場合もあります。

母さんね。この作品を読みながら、確かに山に登ったんですよ。
山頂の希薄な空気をむさぼり、絶対的な景色を見たんです。
現実世界では体験できなかった槍の頂を征服し、稜線を歩いたの!

読書をして幸せを感じるのはこう云う時です(^^)

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あたちは、実際には出来ないけれど・・船に乗りたい。
出来れば漁師さんになって鮪の一本釣りをするの。

母さんそういう本は無いですか??

(^^;


皆さんにもこんな一冊ありますか??




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by milknyan1 | 2015-09-08 06:00 | 趣味
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