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番外編  フェレットから猫への物語11(時々連載)
今は亡き、フェレット プー助の物語は毎週土曜日更新です。
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まんじりともしない夜をすごし2日目の午後電話が鳴りました。

「○○動物病院です。衰弱が激しく、多分今日もたないと思います。会いに来られますか?」





「え?????」
待っていたのはそんな電話ではなかったのに・・・・・
仕事を放り出し、車を走らせました。

待合室に連れてこられたプー助は看護婦さんの腕の中でぐったりとして、白目を剥いていました。何ということでしょう。。。

「ぷーちゃん。ぷーちゃん?」




その時です。意識の無かったプー助が急に母さんのほうに向き直り身動きしました。
思わず両手を差し出すと、勢いよく抱きついてくるではないですか!!
母さんの腕の中に納まったプー助はしがみついて震えています。



先生も看護婦さんも唖然として言葉を失っていました。
抱きしめたプー助はとても軽く手術跡も痛々しく・・・・本当に小さかった。

「先生。連れて帰ります。そうさせて。うちで見送りたい!!」
母さんの申し出に先生はこう仰いました。
「今は痛み止めが効いているけれど、多分もう直ぐ酷く苦しがるよ。見ていられる?」

「平気です。家が大好きなこの子。連れて帰らないときっと絶対後悔する。。。先生お願いです。」
「では、もし夜遅くに苦しがったら直ぐに連れてきなさい。モルヒネを打って上げる。安らかに逝かせてあげようね。」


「はい。」

涙が止まらなかったなあ。。。
帰りの車の中で、母さんずっとプー助に語りかけましたよ。
「負けるな。負けるな。」って・・・


ここで終わったら悲しいですね。
もう少し・・・
その晩結果的には痛がりませんでした。
ずっと飲めなかったお水を少し飲む事が出来、ずっと母さんの腕の中でぐっすり眠ってくれました。




そして・・・・・・・・奇蹟が始まったのですよ。
by milknyan1 | 2005-03-19 18:57 | プー助物語(完結)
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